こんばんは,ゴドーです。
Twitterを見ていると,投票が終わってからTV特番が組まれることに異議を唱える意見が見られました。
これは全くご尤もですね。
政治にさほど興味のない人にとっては,何が問題でどんな選択肢があるのか,そもそも分からないものでしょう。
そこを分かりやすく解説する役割をメディアが担ってくれればよいのですが。
SNSを通じて,情報提供をしているひともいますね。
政治家自ら情報発信していることもあれば,一般人が個人で発信していることも。
得られる情報が増えたのは嬉しい一方,情報が玉石混交で,逆に迷ってしまうこともあるかもしれません。
こういうときにこそ,信頼できる専門家の分析結果が知りたくなるところ。
ひとりひとりが権利をもつのが民主主義。
しかし,意見の持ち方は人それぞれで,政治的ポジションを確立している人もいれば,信頼できそうな誰かの意見にフォローする人もいるでしょう。
政治に限らず,物事が専門化すればするほど,素人が判断するのは難しくなるものです。
そんななかで,信頼できる専門家を選んで,自分の意見をそこに預けるというのは,自然な動きだと思いますね。
情報発信が容易になった時代だからこそ,専門家にはより一層,情報発信のスキルが求められると思います。
同じ結果を話すにせよ,伝え方によって伝わる度合いは大きく異なるもの。
広い意味でのコミュニケーション能力と言えると思いますが,よりよく伝わる伝え方を備えた専門家の意見がマスになっていくでしょう。
話術に始まり,実際に人を動かすための行動科学的な知見や,データを見せる際の見せ方といったデザイン的視点など,トータルな能力が求められると思います。
ここまでくるともはや一人の個人ではカバーしきれず,専門家集団として活動することになるのかも。
それでも,集団内の各自が,これらのジャンルについて各々最低限の素地を持っておくことが必要になると思いますが。
技術の発展に伴い,コミュニケーションのあり方もより高度化していくことを期待しています。
それでは,また。
/ゴドー