こんばんは,ゴドーです。
今の職場では,様々なバックグラウンドを持つ人が,いろいろな領域で研究にあたっています。
自分の専攻領域とは全く違う専門性を持った人が多数いて,話してるだけで非常に面白いです。
同期は比較的話しかけやすいというのもあり,仕事の進捗具合をよく聴きに行きます。
面白いことに,そんな同期の中でも,他の人の仕事に興味津々な人(例えば僕)と全く無関心な人で別れています。
僕は基本的に様々なジャンルの話を聞くのが好きで,理想を言えば,全ての同僚の研究内容を把握したいと思っているくらいです(これを同期に話すと変態扱いされましたが)。
異なる領域のの話を聴くのは,非常に良い刺激になると思っています。
自分の専門分野で,目先の問題ばかり考えていると,頭が凝り固まってしまいます。
それに対し,よく知らない領域ならば,素人らしく素直な質問ができるように思います。
もちろん,自分の領域でも素直な思考ができるようになるべきですが,他分野に首を突っ込むのは,その素直さを思い出すための良い機会になるのではないでしょうか。
専門領域ではない話を聴いても,完全に理解できるわけではないし,頭からすぐに抜けてしまうこともあります。
しかしながら,それでも色々な情報を多様な情報をインプットしておくことは非常に意味があると思っています。
役に立つ情報だけを選り分けて獲得することは,非常に難しいもの。
明らかに役立ちそうな情報もありますが,別々に手に入れた情報が自然発生的に結びついて大きな価値を生むこともあるので,個々の情報だけを評価することは困難です。
なので,様々なジャンルの情報を貪欲に取り入れる姿勢は,戦略として正しいのではないかと。
乱読もその戦略の一環ですね。
最近のラインナップは,ちょっと前が脳科学で,その後が進化生物学。
今は行動経済学を読んでいます。
次はどんなジャンルに踏み出そうか,偶然の出会いを楽しみにしているところ。
出会いは偶然ですが,様々な場所に出かけないと出会えないのが事実です。
それでは,また。
/ゴドー
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