プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

MENU

いわゆる「男の娘」について思うこと

こんばんは、ゴドーです。


格闘ゲームギルティギア」に往年の人気キャラクター「ブリジット」が参戦して話題になっています。

男子ながらとある事情で女子として育てられた非常に可愛い「男の娘」です。

僕自身は「ギルティギア」のユーザーではありませんが、ブリジットのことは二次創作で非常に馴染みがあります。


かつてブリジットの生物学的性別が男性だと知って、創作の筆を折った二次創作者もかなりいたそうです。

ひと世代前の創作物を見ると、いわゆる「男の娘」、女性的なフォルムや服装をした可愛い男子はアブノーマルであるとされていますね。

たとえば僕が子供の頃から大好きな『らんま1/2』にも女装男子が出てきて「変態」と呼ばれる回があるのですが、それが当時の「スタンダード」だったのかと。

僕自身は二次創作におけるブリジットを自然に受け入れていましたし、たとえば「アイドルマスターDS」に出てきた女装アイドル「秋月涼」くんも好きなキャラクターだったりと、「男の娘」というジャンルに全く抵抗はありません。

実際、ブリジットの参戦でギルティギアのユーザーが数倍になったとのことですし、一昔前に比べてだいぶオタク界隈での「スタンダード」も変わってきたようです。


国内と海外でブリジットの扱いが違う*1といったポリティカル・コレクトネスに絡めた議論もあるようです。

僕としては、個人の性は男女やLGBTQのような高々1バイトで表現できる値ではなく、個人ごとに広がりのある連続値のように捉えたいですね。

生物学的性が男女という二値しかないのは進化的にもっともな帰結であるとしても、脳が認知する性自認は生物学的事情に縛られなければならない謂れはなく、より自由であってほしいと思います。


それでは、また。

/ゴドー

*1:公式サイトの記述で、国内は「男」と明記しているのに対し、海外では「Her」を使っているなど。