こんばんは,ゴドーです。
けっこう大切なプレゼンを,なんとか無事に終えました。
始まるまではドキドキで,最序盤は声が裏返ったりしましたが,ノッてくると最後までスムーズでしたね。
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Twitterは議論に向いていないという個人的意見は,これまでも何度か述べています。
そのように考える理由は,結局のところ,1度のツイートで140字までしか載せられないこと。
字数制限から,どうしても簡潔な主張にせざるを得ず,細かいディテールが削ぎ落とされがちだと思います。
世の中の問題は複雑で,単純に零か百かで割り切れないものがほとんど。
「基本的には〇〇だが,✕✕である側面もあり,△△という可能性もあれば…」といったように,真面目に捉えようとすると接続詞のオンパレードです。
こういった複雑な内容を140字でまとめるのはかなりのスキルが必要ですし,問題のサイズが大きくなると,十分スキルのある人でもまとめられないかもしれません。
その結果,簡潔な結論に陥りがちなのですね。
簡潔な結論というのは,詳細を削ぎ落として単純化した,ある種の極論でもあります。
極論はよくも悪くもわかりやすく,各自が好き嫌いを判断しやすい。
誰もが意見を述べやすいので,Twitterの仕組み的に拡散されやすいですし,意見の衝突も起こりやすいでしょう。
AかAでないかの2値問題だと,各自のポジションがわかりやすく,敵味方が判別しやすくなります。
これがA20%+B43%+C61%+…のような多次元かつ分解能の細かい表現になってくると,直観的に捉えづらいので,反射的にコメントを付けることができなくなってきます。
もちろん,リスクコミュニケーションのように,必要に応じて簡潔な表現を使う必要がある場合もあるでしょう。
しかし,本当に有意義な議論というものは,もっと微細で微妙で地味でとっつきがたいものなのだと思います。
粘り強い議論ができるようなスキルを身に着けたいものですね。
それでは,また。
/ゴドー