こんばんは,ゴドーです。
マインドフルネスに関する本を買ってみました。
買った本はマインドフルネスの提唱者であるジョン・カバットジン博士自身の著作である『マインドフルネスストレス軽減法』。
Amazonレビューでなかなか評判が良かったので,この本を選びました。
- 作者:ジョン・カバットジン,Jon Kabat‐Zinn
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
そもそもマインドフルネスについて調べてみようと思ったのは,仕事初めからどうも気分が乗らなかったから。
自分が何をすべきかが曖昧で,無為に時間を過ごしていました。
毎年冬場はこんな調子になりがちなのですが,軽い神経衰弱状態になっていたように感じます。
そこで,対処法を求めてこの本を買ってみたというわけで。
全てを読み込んだわけではありませんが,少なくとも今の自分にとって非常に為になる本でした。
マインドフルネス・瞑想というのは,要は自分自身の存在に意識を集中して,ともすると散漫になる意識のふるまいに気が付く作業だと言えるでしょうか。
ただ自分自身の現状態を客観的に見つめ,ありのままの自分を捉えようとすることだと理解しました。
現状の自分をありのままに認めるというのは,昨年末に出会ったアドラー心理学にも通じる考え方ではないでしょうか。
マインドフルネスは瞑想を通じて自分自身の見つめ方を教えてくれるという点で,より実践的になっているとも言えます。
また,普段無意識に行っている自分の一挙手一投足に意識を集中し,自分自身を客観的に見つめる作業は,雑多な思念に振り回されがちな普段の自分を開放してくれるだけでなく,コミュニケーション能力の向上にも役立つと感じました。
どういうことかというと,自分自身を客観視できる能力が身につけば,そのまま他者を客観視して,他者の立場に立ったコミュニケーションが可能になるだろうということです。
本文中でも「合気」という言葉で説明されていますが,相手の立場を客観視し,自分ごととして考えられる能力があれば,情報伝達や議論はより実りあるものになるでしょう。
アドラー心理学もそうですが,マインドフルネスもただ理屈を学ぶだけではなく,実践を通じて体得していく必要があります。
教本を読むだけでは自転車に乗れるようにはならず,転びながらもペダルを漕ぐ作業を繰り返していく必要があるのと同じですね。
瞑想というと,暗くした部屋・リラックスできる音楽・ヨガマットなど,環境づくりが必要になるイメージもありますが,実践する上ではそういった舞台装置は必ずしも必要ではないようで。
要は普段無意識に行っている動作に意識を向けることが瞑想なので,例えば職場まで歩いている最中にも瞑想は可能です。
呼吸に意識を向けるというのが一番シンプルな瞑想の方法ですが,これならばいつ何時でも瞑想が可能。
例えば,ブラウジング中,重いHPの読み込み待ちをしている間にもわずかながら瞑想することができます。
とにかく忙しない日々の中。
過去でも未来でもなく,今この瞬間の自分を見失わないよう,ときどき思い返す必要があるということですね。
それでは,また。
/ゴドー