プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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「握手が贅沢になる世界」へ

こんばんは,ゴドーです。


今日は朝から雪が降り,自宅待機を加速させてくれました。

もう4月になろうというのに降雪したのは驚きですが,家に留まるひとが増えたとしたら良かったのかも。


今回の対コロナ防疫戦を通じて,社会が「握手が贅沢になる世界」へ大きく前進することを期待しています。

すなわち,人同士の交流がバーチャルを介して行われ,直接会って握手をすることが貴重となる世界です。


車や電車で大量のひとが移動するというのは,エネルギー的立場から考えれば減らした方がよい行為。

ほとんど全ての活動を遠隔・バーチャルに置き換えていくことで,エネルギーを節約していく必要があるでしょう。

その結果,現実世界で直接会うことはエネルギーを過剰に浪費する行為となり,握手が贅沢になると。


この世界観は自分のオリジナルではなく,1996年に発表された森博嗣著『すべてがFになる』の冒頭でとあるキャラクターが語っていたもの。

キャラクターのセリフであり,森先生自身の予測・意見とは限りませんが,20年以上前にこのような世界観を想像できていたこと自体,さすが森先生だなあと思うばかりです*1


2020年3月29日現在『すべてがFになる』のKindle版が半額になっているようです。

この今でも全く色褪せない名作を,未読の方はこの機にぜひ読んでみてください。


それでは,また。

/ゴドー

*1:ちなみに僕は森先生のファンです。