こんばんは,ゴドーです。
うーん,失敗してしまいました。
友達の悩みを訊いて自分なりの答えを返したのですが,あまりよくない結果になってしまい。
そもそもの失敗は相手に対するリアクションとして回答しようととしたことにありました。
悩みを話すというのは,必ずしも解決方法を求めているわけではなく,単に悩んでいる心情を聞いてほしいという気持ちの現われであることがあります。
なので,悩みを聞いている時点で相手の目的は達成されているし,それ以上を返す必要はないのですね。
せいぜい相槌を打つくらいで,同調することすら要らないかもしれません。
悩みを抱えているひとの多くは,実は解決方法を分かっていることも多いのではないでしょうか。
痩せたいなあという悩みは,食事を見直してちゃんと運動すれば解決されることは誰でも分かっています。
でも,運動は面倒くさいし,おやつだって食べたいので悩むのですよね。
解決方法は分かっているが,その方法を実行するのに心理的障壁があるとき,心の身動きがとれなくなって悩むのでしょう。
もちろん,相手が答えを求めているならば,こちらもがんばって答えを出すのがよいでしょう。
しかし,カウンセリングのプロではなく,その分野のプロでもないのなら,素人考えを物知り顔で話すのはいかがなものか。
悩む相手を助けるというよりは,相手を思い通りにコントロールしたり,こちらの優位性を示そうとするような,自分本位な気持ちが背景にあるような気がします。
まずもって,他人の心を動かすことは簡単にできないし,悩みの答えを相手は既に知っているはずです。
お悩み相談のコツは,ただ素直に話を聞くこと,これだけに尽きると思います。
それでは,また。
/ゴドー