こんばんは,ゴドーです。
今朝起きてみたらノートPCに不具合発生。
Bluetooth接続のマウスを感知せず,あれこれ設定を調べていたらブルースクリーンになって落ちてしまい,しばらく起動しなくなってしまいました。
結局,1時間くらい放置していたら正常化したのですが,不具合の原因が分かっていないままです*1。
昨夜の時点では特に不審な点はなかったので,ちょっと焦りました。
* * *
予防のためにも,異常は顕在化する前にその予兆を捕まえたいもの。
コツはいろいろありますが,ひとつ自分が心がけているのは「音を聴く」ということ。
これは僕が大学時代に指導教官から教わったことのひとつです。
普段通りの音がしているかどうかで,正常かどうか判断するという。
大学時代は実験系の研究室でした。
極低温でないと起こらない物理現象を捉えるため,装置全体を液体窒素で冷やしていきます。
同時に,熱が外から入ることを防ぐため,真空ポンプで装置内の空気を抜き出す必要があって,常時ポンプの振動音がしていました。
この振動音が,装置が冷えていくに従って微妙に変わっていくのですよね。
言葉では説明しづらいのですが,同じ装置を何度も使っているとハッキリと分かります。
実験を繰り返していたある日,いつもの現象が観察できないことがありました。
装置に隙間ができており,十分低温に冷えていなかったことが原因だったのですが,先生に見てもらうまで分かりませんでした。
そのとき言われたのがこの「音を聴く」というアドバイス。
言われてみて初めて気付いたのですが,空気が流入している分,ポンプの吸気音も装置の振動音も実は普段と違っていたのですよね。
音をちゃんと聴いていれば,顕微鏡を覗く前に異常に気付けたでしょう。
* * *
つい最近も加湿器が壊れましたが,僕が故障に気付いたきっかけは,タンクの気泡音が普段以上の頻度でボコボコ鳴っていることでした。
実際には底から水漏れしていたのですが,裏返して見ることなく異常に気付けましたね。
他にも,料理の際に煮立つ音で状態を把握したり,PCであればファンやHDDドライブの回転音で処理の様子がだいたい分かったりします。
なにかとデジタルが流行る時代ですが,ソフトウェアを支えているのはあくまでハードウェア。
音や振動など,物理的なサインにも敏感でありたいと思います。
それでは,また。
/ゴドー
*1:ソフトウェア的な異常っぽいので,ログから辿ればなにか分かるかもしれませんが。。