こんばんは,ゴドーです。
先週に引き続き,今週も論文執筆中。
引用しようと思っている論文の内容を再チェックしたりしていました。
査読付きの論文になっていれば内容の信頼度はそこそこ高いですが,それでも丸呑みできません。
そもそも論文の記述だけでは,どう実験結果を再現していいのか分からないことが多々。
自分がよく読むのは数値実験系の論文ですが,どう実装したのか細かいところが分からないことはままありますね。
著者陣がソースコードや実装の細かいところまで公開している論文もありますね。
実装をよく読んでみると,論文内には一切書いていなかったヒューリスティックが見つかることも。
論文上ではあくまでストーリーに沿った部分に主眼が置かれていますが,どこまで結果が汎用的といえるかどうかは,注意して見なければいけません。
他分野の論文についても,おそらく同じような事情があるでしょう。
最近だとCOVID-19の論文を引いて何かを語ろうとする人をよく見かけますが,その論文に書かれた情報がどこまで信頼できるかの評価は本当に難しいもの。
少なくとも非専門家である自分には全く評価できませんが,分かったつもりになるよりは,分からないことを認めておいておく勇気が必要だと思います。
それでは,また。
/ゴドー