こんばんは,ゴドーです。
結局,『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』をもう一度観てきました。
制作背景を知った上で観る作品は格別でしたね。
また,ストーリー展開を知っている分,ひとつひとつの台詞や描写をより深く考察できてよかったです。
ところで,劇場を出る際に同じ回を視聴した数人が会話しているのが聴こえてきました。
作品の解釈は人それぞれとはいえ,かなり自分とは意見が異なっていたので,ついつい気になってしまい。
そこから,そもそも物事を解釈するとはどういうことかを思索していました。
物事を背理まで深く捉えるには,やはり教養が必要だと思います。
ただ,教養というものは「教養がある」「ない」といった1次元的なものではなく,様々なベクトルがあるものではないでしょうか。
数学や英語のように学校教育の科目としてまとめられているものだけでなく,例えばエヴァの映画を鑑賞する上で作品背景を知っていたことはある種の基礎教養があったと言えると思います。
そうして無数の基礎教養ベクトルからなる多次元空間のなかで,より多方向でより深い知見があればあるほど,空間内でとりうる座標や図形のパターンが増え,これがすなわち「教養がある」ということではないかと。
教養というものは,本来人生を豊かにするしてくれるためのもの。
改めて,あらゆるベクトルで学習していかなければと思いました。
それでは,また。
/ゴドー