こんばんは、ゴドーです。
党派性というものは、いったいどこから生まれるのでしょうか。
確かに、党派というラベルを付けることで、”緑ひげ効果”のように彼我を判別しやすくなるというのは分かります。
ただ、党派性がゼロイチの2値ラベルなのに対し、世の中にはたくさんの問題があって多次元空間を成しています。
多次元空間を分類するのに、一平面だけ取ってきて表か裏かで判定するのはあまりにチープ。
党派性ラベルだけで判断するのはほとんど難しいでしょう。
多次元空間の中で自分と誰かの意見がまったく一致する確率は、互いの志向がランダムに決まるとしたらゼロに収束しますね。
実際には社会や思想に偏りがあるので、ベクトルがそれなりに近くなることがあり、それをもって仲間意識をもつ訳ですが。
選挙においても、自分となるべくベクトルが近い候補者を選びたいものです。
そう考えると、ワンイシューだけの候補は、その他の方向が全く分からないので、ちょっと投票先としては選びづらいかも。
もちろん、メインとなるイシューがあった方がキャラクターが立っていいのですが、可能であれば代表的な社会問題すべてについて何らかの立場を表明してもらった方が、有権者としては判断材料が増えていいなと思う次第です。
それでは、また。
/ゴドー