こんばんは,ゴドーです。
短期間に複数の本を読んでいると,別々の話題に関する本であっても,何かしら共通する部分が見つかることがよくあります。
ある本を読むことでとある話題に関するアンテナの感度が高まり,別の本を読んだときに近い話題の印象が強くなるのだと思います。
文脈が違っていても,本質的に近い概念に気付くこともあり,多読の効果を実感します。
例えば最近読んだ本。
『アイデンティティが人を殺す』『まんが パレスチナ問題』『オードリー・タン 自由への手紙』を読みましたが,抽象するとそれぞれ似通っている部分があったように思います。
それは一言で表せば「分断の時代と対話の重要性」でしょうか。
現代社会は経済格差の拡大に加え,多様性の尊重によって逆説的に属性ごとに分裂しやすくなっているのではないかと。
オードリー・タン氏の本にもありましたが,世界がインターネットでつながったことで,自分の所属する世間の外の様子を知れるようになりました。
そのために,実は元々あった格差がより顕在化しやすくなった側面はあるでしょう。
難しい問題ではありますが,対話をしようという動きは徐々に勢いを増していると思いますし,きっと解決に向かいつつあるのではないかと思います。
対話に必要なことは相手を理解しようとすること。
色々な立場から書かれた書籍を読み漁ることで,少しずつディテールを埋めていければと。
それでは,また。
/ゴドー