プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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確信が持てないことにはコメントしない

こんばんは、ゴドーです。


Twitterを見ているとしばしば、ニュース等に反応した”一般人”のリプライが別の人に訂正されているのを見ます。

様々なSNSが全国民的に普及したことで、市井の人々がご意見番になることができるようになったこの時代。

居酒屋で野球の試合を見ながら解説者ぶる程度なら可愛いものですが、”素人意見”が多くの人の目に留まって批判されかねないのは不幸ですね。


自分の意見を持つなというわけではありませんが、やはり詳しくないこと・よく知らないことについては、無理にコメントしないで保留するという姿勢を大事にすべきかもしれません。

白黒はっきりつかないことは生理的に気持ち悪いですし、どうも我々の脳は分かりやすい結論を求めがちなようでもありますが、実際には物事の確信度が100%になることはほぼないと言っていいですし、基本的に世界はグレースケールなのですよね。

であるならば、わざわざ答えを確定させる必要はないし、わざわざ答えはこれだとコメントする必要もないのではないでしょうか。


もちろん、人生には様々な局面で意思決定が求められますし、ここでの決断は(程度にもよりますが)長引かせずにスパッと決めた方がいいでしょう。

迷って情報をさらに集めようとしても、先ほど述べたように確信度が100%になることはありませんし、意思決定して動き出した後で修正を掛ける方がまだ現実的です。


また、情報伝達が求められる局面では、ハッキリと断言した方がいい場面もあるでしょう。

特に日常会話においてはほぼ100%(またはほぼ0%)のものは断定調で言い切ってしまった方がよく、あえて逆の可能性を残すような伝え方はむしろ逆の100%ではないという印象(または0%ではないという印象)を強くしてしまいます。


まとめると、物事は基本的に確信が持てないことばかりですし、必要性がないなら不用意にコメントしない方がいいのではないか、ということですね。

特にSNSへの書き込みは発信者の心変わりや情勢変化と関係なく残り続けますし、リスクが大きいことを認識すべきかと。


それでは、また。

/ゴドー