こんばんは、ゴドーです。
意思決定に関する脳神経科学的なアプローチとして、おもしろい記事を見つけました。
一度、意思決定がなされると、その決定のアクセルを踏むと同時に、別の選択肢に対するブレーキも踏まれるとのことで。
確かに選んでいる選択肢以外を抑止する機構がないと、複数の選択肢が同時に選ばれてパニックになりそうです。
よく言われる「やる気を出すならとにかく動き始めろ」というのも、この仕組みが分かると納得できますね。
一度選ばれた選択肢を継続する方向に作用するので、とにかく選択してしまえば後からモチベーションが付いてくるということですね。
なお、今回の話は意思決定された後の話で、そもそも何らかの意思決定がなされる機序について記事内にありません。
そういう意味では、記事タイトルの「意思決定の仕組みが判明」というのは、少し大袈裟かも。
意思決定がなされる仕組みの方が応用的には価値がありそうで、今後の研究が待たれますね。
記事ではラットでの実験結果が紹介されていましたが、ヒトの意思決定との比較も気になるところですね。
行為主体性の面ではラットとヒトは異なると思いますが、この差は意思決定の仕組みに影響しているのかどうかとか。
まだまだ興味は尽きませんが、とりあえず今の技術でここまで分かるということで、非常におもしろい研究報告でした。
それでは、また。
/ゴドー