こんばんは,ゴドーです.
一度夜更かしすると,次の日も寝付きが悪くなって困りますね.
これ以上寝不足を長引かせるわけにもいかないと思い,昨夜はドリエルを飲んで寝ました.
常習するのでなければ,薬で起床リズムを調整することは,そこまで悪くないのではないかと思っています.
寝不足だと,普段はやらないようなミスをしてしまいますね.
何かにぶつかる,こぼすといった身体操作の精度低下や,とっさに頭がまわらない,よい返答ができないといった処理能力の低下が見られます.
明らかに考えが足りていない状態になっているのですが,よくよく考えてみると,普段もそこまで考えていないのではないかという気にもなってきます.
人間は2つのシステムで動いているという理論がありますね.
直観的で高速に動き自意識できない「システム1」と,理論的で遅いが複雑な計算ができて自覚できる「システム2」をもっているという話です.
調べてみると,ダニエル・カートマンさんという心理学者が提唱者のようです.

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この二重システム理論自体は自分の内観とも合うし,もっともらしいと思いますが,2つのシステムも大元はひとつなのではないだろうかと僕は感じています.
どういうことかというと,人間はそもそも,感覚器を通じて体外から得た入力や体内の別の場所から出た信号を受けて,それにただ予め設計された方法でもって反応しているだけだと考えており,2つのシステムがあるというよりは,様々な反応手段の複雑さや処理方法が,単純かつ高速なものから複雑かつ低速なものに分布しているのではないかということです.
認知科学などをちゃんと学んだわけではないので,上の考えが妥当かどうか分かりませんが,2つのシステムの差は質的なものというよりは量的なものではないかと思う次第です.
このあたり,いつかちゃんと調べてみたいと思います.
それでは,また.
/ゴドー