こんばんは,ゴドーです。
今日は太極拳の個人稽古後,先生とお食事をしてきました。
様々な話題について話しましたが,盛り上がったのは学生の指導について。
先生は大学生にも太極拳を教えているのです。
生徒の能力を伸ばすことが指導者の使命。
ただ,おそらく生徒のためになるからといって,誘導のようなことまでしていいのかどうかは悩ましいところです。
巧い先生だと生徒を誘導して,生徒が自身で選んだと感じさせたまま,望む方向へ連れて行くことも可能です。
このあたり,行動経済学でいう「リバタリアン・パターナリズム」と同様の話ですね。
自分で選んだ気にさせながら,こちらが望む答えへ誘導しているわけですから。
もちろん,生徒のためになると思って善意で行うわけですが,やっていることは詐欺と変わらないということもあって。
ひとがひとを教えるというのは,常にこういった葛藤がつきまとうものなのかもしれませんね。
それでは,また。
/ゴドー