こんばんは、ゴドーです。
リスクの大きさを解釈するのは難しいもの。
よくある評価としては、発生確率と結果のインパクトを掛け算した”期待値”の大小をみるものがあります。
ただ、少し考えてみると、必ずしもこの期待値だけでは説明できないものも多いです。
たとえば災害リスク。
地震の発生確率は今の科学では予測できません。
すると、期待値も計算できなくなってしまうわけですが、実際には地震のリスクに対して対策をしているわけで。
この場合は発生確率を度外視して、起こった後のことを考えているわけですね。
また、世の中に不安を感じている人が確率ではなく結果の部分だけをとにかく気にしているということも多い気がします。
たとえば飛行機事故が起こったあとで飛行機を避ける人が増えるとか、極稀なアナフィラキシーショックを恐れてワクチンを接種しないとか。
こうした不安を抱えた人に期待値で説得を試みることは必ずしも有効ではなく、事後対策的に結果のダメージを軽減する方向で説明する方がいいかもしれません。
それでは、また。
/ゴドー