プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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焼肉店で長時間待って思ったこと

こんばんは,ゴドーです。


今日の夜は実家近くの焼肉店で食べました。

親会社が肉牛を育てているので,安くて美味しい肉が食べられるいいお店です。

例年は早い時間に行けばすぐ入れるので,今年も予約せずにいったのですが,大人数の予約が重なったらしく,なんと3時間も待つことになりました(笑)


予約のない客は整理券を受け取って順番を待つのですが,予約ありのお客さんが優先なので,かなり長い時間待つことになります。

大口の予約客が多かったようなので,案内から配膳だけでスタッフの手がほぼいっぱいになってしまい,予約のない我々だけでなく,予約客まで入店にしばらく時間がかかるような状態でした。


予約なしにノコノコいったのは失敗でしたが,今回待っている間に考えたことを書き残しておこうかと。

まず,あと何分くらい待ちそうなのか整理券を持った客が確認できるようなシステムが欲しいです。

どれくらい時間がかかりそうか分からないとなかなか諦めることもできませんし。

それに伴って,テーブルへの案内は紙ベースのメモとタブレットの簡単な表を使って,スタッフさんがその場その場で考えているようでしたが,ここを自動化するのがよいのではないかと思いました。

時間固定の食べ放題コースが基本なので,予約客と店舗のキャパシティをもとに,どの時間にどのテーブルにどの客を案内するのか,簡単に計算できそうです。

これができれば,予約のない客が何分待てばよいのかも合わせて計算できるのではないかと。


整理券を持った客については,キャンセルを受け付けるシステムも必要だと感じました。

どれくらい待てばよいのか分からず,途中で並ぶのをあきらめて立ち去る客もいましたが,キャンセルを告げる方法が(忙しそうな店員さんを無理やり捕まえる以外は)なかったため,大口の団体が実はキャンセルになっているのを店側が把握しないまま,連続したテーブルが空くのを待って後ろの客が非常に待たされるなどの問題がありました。


あとは,料理の注文については,各テーブルからタブレットなどを用いて直接厨房に送れるようにしてほしいですね。

注文・配膳・空き皿回収とスタッフが三種類呼ばれているのですが,明らかに手が回っていませんでした。

注文受けは自動化して,配膳と同時に空き皿回収を行っていけば,大分人手が浮くのではないかと思いました。


とはいえ,これらの施策が打たれない背景としては,一年のうちほとんどの日については,現状のまま上手くいっているという事情があるのでしょう。

年末年始のようなイレギュラーのためだけに,コストをかけてシステムを導入するのが難しいということなのだと思います。

待つのに諦めて帰る客がいるなど,機会損失は明らかにあっただろうと思いますが,そのマイナスとシステムを入れたときのメリット・デメリットを正確に評価するのは難しそうです。

とはいっても,システムが改善すれば客はより満足するし,店舗側も少ないスタッフで多くの客をさばけるなどのプラスも生まれ,上手くいけばWin-Winの関係になることも十分ありえるでしょう。

システム導入の意思決定を助けるためにも,こういった事象に関しても,あらかじめシミュレーションできるような技術を開発していくべきだと思います。


それでは,また。

/ゴドー