こんばんは,ゴドーです。
AIで生成された仮想の人物が「お客様の声」に使われているというニュースがありました。
実際のお客様でない「ウソ」の広告になっていたということで,これは問題ですね。
ただ,顔が見えるから信頼できるというのが必ずしも成り立たないという方が重要かも。
【精巧】「お客様の声」にAIが作り出した架空の人間の画像、90サイトで宣伝に悪用https://t.co/HiwgXEyNoG
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2021年6月13日
専門家は「日本では特に『顔写真があれば本物だろう』という信頼感を持つ人は多い。偽情報の拡散や、悪質商法に利用されることもあり得る」と危機感を示した。 pic.twitter.com/MeiAlpgEEY
静止画のみならず,動画であってもリアルタイムで映像が生成できるし,実際の人物であってもすぐにビジュアル補正してくれるなど,オンラインで出会う人間の外見をオリジナルなものだと思わない方がよいかもしれませんね。
『人は見た目が9割』という本が流行ったこともありましたが,外見の印象が人物の発言に対する印象にすり替わってしまうことは,強い認知バイアスのひとつなのだろうと思います。
外見がいくらでも生成できる時代だからこそ,見た目に左右されずその人の本質を見抜くことが求められているのかも。
漫画『ブラックジャック』の最終話で以下のようなシーンがありました。
AIがらみの話ではありませんが,共通する部分があるように思いますね。
それでは,また。
/ゴドー