プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

MENU

胃の中はFIFOなのか?

こんばんは、mulfunctionです。

 

年々代謝が落ちており、食事の量に注意しないと、すぐに太ってしまいます。特に私は顔に出やすいたちで、沢山食べた日の2、3日後は、明らかにふっくらとしてしまいます。運動をして消費カロリー量を増やすのも大切ですが、結局は食べすぎないことが重要ですね。

 

食事については、カロリーや栄養素の他にも気をつけなければならないことがありますが、最近よく聞くのはGI値ですね。GI値とはグリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、その食品を消化吸収したことによる血糖値上昇のスピードを表したものです。

血糖値が急激に上昇すると、身体は恒常性を保とうとして血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌します。インスリンが過剰に分泌され血糖値が下げられることで、またすぐにお腹が空いてしまいますし、糖が十分ある状態に慣れた身体は、余剰な糖を溜める方向に働き、太りやすい身体になってしまいます。

 

同じラインナップの食事をするにしても、低GI値食品から順に食べた方が血糖値上昇を抑えられると言われます。大まかには、まず野菜類から食べ、次に肉・魚、最後に米やパン、麺を食べるという順番になります。伝統的な「三角食べ」は実践しない方が良いということですね。

もともと三角食べではない、独自のルールに従って食事をする人ですが*1、最近は低GI値順に食べるというのをなるべく実践するようにしています。

 

とはいえ、ある一種類の食品だけ食べて血糖値上昇を比べる実証実験ならともかく、普段の食事で食べる順番を変えることが、そこまで効果があるのかどうかは分かりません。そもそも食べた順番に吸収されていくのでしょうか? 胃の中がFIFO*2になっているならば、野菜から順に食べていくことは意味がありそうですが、普通の食事時間程度の誤差ならば、最初に食べた野菜も最後に食べたお米も、結局入り乱れて胃から送られていったりしないのでしょうか?

身体のこと1つとっても、まだまだ分からないことだらけですね。

 

それでは、また。

/mulfunction

*1:食べ方の独自ルールについてはまたいずれ

*2:「First In First Out」の略。先に入ったものから先に出ていくデータ構造のこと。