プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

MENU

読書

SNS上のハイブリッド戦争

こんばんは、ゴドーです。 『140字の戦争』を読んでいます。現代の戦争特有のハイブリッド戦、SNS上におけるプロパガンダ合戦について、実際の事例と当事者を取り上げながら描いたノンフィクション作品です。タイトルの140字というのは言わずもがな旧Twitter…

クオリアはどこからくるのか?

こんばんは、ゴドーです。 『クオリアはどこからくるのか?』という本を読み始めました。まだほんの序盤だけですが、「みなさんの『意識とは何か』という定義が、どんどんくつがえされて、新しく書き換えられていくことを目指します」という非常にワクワクす…

私の欲求、我々の欲求

こんばんは、ゴドーです。 昨年末に読んだ『行為主体性の進化』。元々自分の興味に合致していそうな予感はありましたが、想像以上に多くの示唆を与えてくれました。 特に大型類人猿と人間との違いについて。大型類人猿が合理的に行動選択できるように、人間…

『限りある時間の使い方』を読みました

こんばんは、ゴドーです。 『限りある時間の使い方』を読みました。タイムマネジメントの本かと思いきや、実はそのアンチテーゼとも言うべき本書。効率化とか生産性アップといった境地とは真逆のところにいます。限りある時間の使い方作者:オリバー・バーク…

読書量を振り返ってみる

こんばんは、ゴドーです。 ふと、今年に入ってから図書館で借りた本の記録を確認してみました。重複を除くと全部で25冊で、だいたい月2冊借りていたようです。もっと読んでいたつもりだったので、少し意外な結果でした。 ただ、よく考えれば職場の専門書を…

未来の不安は過去の経験と同じ?

こんばんは、ゴドーです。 『時間はなぜあるのか?』という本を読みました。哲学的な課題に対して、幼児や類人猿などの観察と、言語学的な分析との二方向から攻めた良書でした。時間はなぜあるのか?:チンパンジー学者と言語学者の探検作者:平田 聡,嶋田珠巳…

やるべきことに快楽を感じるように

こんばんは、ゴドーです。 『行動の科学』という本を読んでいます。なにか以前にも読んだことがあるような気もする内容。タイトル的に行動科学の本にも見えますが、科学書というよりは自己啓発書といった方が適切でしょう。行動の科学――先送りする自分をすぐ…

図書館で本を借りて読む

こんばんは、ゴドーです。 最近また、図書館で色々な本を借り始めています。 雨穴著『変な家』はいつの間にか予約に入れていた本。なぜ興味を持ったか覚えていませんでしたが、現代ホラー話だったんですね。物語の展開がちょっと都合よすぎる気がして、個人…

『プロジェクト・ヘイルメアリー』を読み始め

こんばんは、ゴドーです。 『プロジェクト・ヘイルメアリー』を読み始めました。何が切っ掛けだったか忘れましたが、いつのまにか図書館の予約に入っており。最近はずっと専門書やノンフィクションばかり読んでいたので、小説を読むのは久しぶりです。 どん…

分からないからこそ説明してみる

こんばんは、ゴドーです。 勉強会に向けて『エビデンスの社会学』を読み返し、資料にまとめています。なるべく要点を抑えて、分かりやすい内容にしようとしているのですが、そもそも本書の内容をすべて脳内に展開できているわけではなく。ストーリーを考え、…

『エビデンスの社会学』を再読中

こんばんは、ゴドーです。 勉強会用に『エビデンスの社会学』を読み返しています。現代社会に生きる人全員に関わる内容ではありますが、特に科学に関わる研究者や技術者は、知っておいて損がない内容ではないかなと。科学教育を受け、科学の素養が備わってい…

古本市で本を買ってみた

こんばんは、ゴドーです。 近所で古本市が開催されていたので、何冊か購入してみました。『やさしいアンドロイドの作り方』と『バーチャルワールド』という技術系の本を2冊。あと、こちらも技術系ですがもう少し実用よりな『ザ・マインドマップ』という本を…

『実践 医療現場の行動経済学』を読んで

こんばんは、ゴドーです。 『実践 医療現場の行動経済学』を読みました。認知バイアスやナッジといった行動経済学の知見を医療現場で活用した例についてまとめられた本。一般的な問診から、アトピーのステロイド治療、HPVワクチン、COVID-19の感染対策などホ…

お薦め本と乱読と

こんばんは、ゴドーです。 引越し先で始めて図書館から本を借りてきました。年末年始は滞っていた読書週間をようやく再開しようかと。 以前の記事でも書いたかもしれませんが、基本的にはTwitter等で誰かが薦めていた本を予約して借りています。予約した本の…

小説をもっとじっくり読もう

こんばんは、ゴドーです。 奥様にオススメいただいたオモコロの記事が非常に良かったです。とてもいい記事なので、ぜひたくさんの人に読んでほしいところ。omocoro.jp なんというか小説を読む際のあるべき姿を思い出させてもらった気がします。文字に圧縮さ…

本を選ぶ前に著者を調べる

こんばんは、ゴドーです。 いろいろなジャンルの本を図書館で借りては読んでいます。医学系や経済系の書籍もよく読むのですが、専門外について内容の良し悪しを測るのは難しいもの。内容の真偽が分からない以上、著者の信頼性から本を選ぶ必要があります。 …

会計の世界史はおもしろい

こんばんは、ゴドーです。 『会計の世界史』を読んでいます。タイトルの通り、現代の会計制度に至るまでどういった歴史的経緯があったのかを解説した本。どこかで誰かが紹介されていたので読んでみましたが、かなりの良書ですね!会計の世界史 イタリア、イ…

『オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei's Last Case』

こんばんは、ゴドーです。 森博嗣先生の新作『オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei's Last Case』を買いました。もはや何も言うことはなく、今夜は徹夜で本書を読むだけです。既にスペシャルなコーヒーも買って準備万端。Gシリーズ最終巻、心より楽しませていただ…

生理について勉強した

こんばんは、ゴドーです。 今日も秋らしく肌寒い一日でしたね。井の頭公園まで散歩してきましたが、長袖やセーターに身を包んだひとを多く見かけました。数週間前までは気軽に半袖サンダルで出かけられたのに、寒暖の差に慄くばかりです。 公園で『おとなも…

『信頼はなぜ裏切られるのか』を再読

こんばんは、ゴドーです。 デイヴィッド・デステノ著『信頼はなぜ裏切られるのか』を再読完了しました。契約のみならず教育や恋愛、また自己管理を含めて、生活のあらゆる場面で必要となる「信頼」という行動について、心理学や進化などから解説した学術系の…

読書メモをTwitterで行う

こんばんは、ゴドーです。 デイヴィッド・デステノ著『信頼はなぜ裏切られるのか 無意識の科学が明かす真実』を読み直しています。一度最後まで読み切ったのですが、内容をちゃんと整理できていなかったので、再読しているところです。信頼はなぜ裏切られる…

またWシリーズの虜になって

こんばんは、ゴドーです。 森博嗣先生の『彼女は一人で歩くのか?』から始まるWシリーズをまたまた読み返しています。奥様に貸していたものが返ってきたので、そのまま自然な流れで読み始めたところ、一気通貫で読み終えてしまい。なんなら、続刊の『魔法の…

心理的安全性とアドラー心理学

こんばんは、ゴドーです。 石井遼介著『心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』を斜め読みしました。ちょっと論理的によく分からないところがありましたが、そもそもまだ十分に体系化されていない分野なのでそれは仕…

飯間浩明著『辞書を編む』を読んで

こんばんは,ゴドーです。 飯間浩明著『辞書を編む』を読んでいます。飯間先生のことは国語辞典編纂者として以前から知っていましたし,Twitterも切っ掛けは忘れませしたがかなり昔からフォローしていました。しかし,辞典編纂に関する著作があることは存じ…

乱読のときに本を選ぶ方法2つ

こんばんは,ゴドーです。 普段から乱読を心がけている自分。本の選択方法は主に2通りです。 まずひとつめは図書館に行って適当に本棚を物色して本を選ぶこと。特にジャンルは限定せずに,適当に館内を歩いて本を選んでいきます。図書館にある本しか読めな…

『13歳からのアート思考』を読みました

こんばんは,ゴドーです。 末永幸歩著『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』を読みました。「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考作者:末永 幸歩ダイヤモンド社Amazon 絵の描き方や美術史といった技術・知識ではなく,タイト…

『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』を読みました

こんばんは,ゴドーです。 高井浩章著『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』を読みました。内容は小説調の経済入門書で,元々経済記者が娘さん向けに書いた小説を下地にしているとのことで,分かりやすくかつ興味深い内容でした。おカネの教室 …

『13歳からの地政学』を読みました

こんばんは,ゴドーです。 『13歳からの地政学─カイゾクとの地球儀航海』を読みました。ロシアのウクライナ侵攻の際にフォローした国際政治学クラスタの人が薦めていたので。今年の2月に発売された本で,件のウクライナ侵攻の話自体は出てきませんが,クリ…

骨太本はTwitterにメモしながら

こんばんは,ゴドーです。 松村一志著『エビデンスの社会学』を読み終えました。一般書ながら,非常に骨太な内容で勉強になりました。エビデンスの社会学--証言の消滅と真理の現在作者:松村 一志青土社Amazon 必ずしも自分の専門分野ではないし,話の方向…

『信頼はなぜ裏切られるのか?』を読書中

こんばんは,ゴドーです。 しばらく前から『信頼はなぜ裏切られるのか?』という本を読み進めていますが,これが実に面白い。まだ途中ですが,今年度読んだ本の中ではナンバーワンかもしれません。元々自分の興味ある分野であることを差し引いても,実に内容…